The Zen of Palm ※未完

お題:僕の嫌いな善 制限時間:15分 文字数:509字


 みんな、「いいこと」は「いいこと」だと思っているだろう。
 確かに、「いいこと」は「いいこと」に違いはないんだけれど、嫌いだけど好きとか、嫌いなんだけど好きとか、実は「いいこと」には色々な「禅」が含まれているんだ。

 使い勝手のいいことは全部いいことだと思っているだろう。
 でもそれは、誰から見て使い勝手がいいのかって視点は意外と抜け落ちたりしている。自分が使うものだったら特に。

 「The Zen of Palm」という考え方がある。
 あなたは、iPhone と Palm の区別がつくだろうか。
(Palm を知らない? iPhone を知っていて、Palm を知らない、ということは、飛行機を知っていてライト兄弟を知らないようなものだ)

 もちろん殆どの人は『つく』と答えるだろう。
 しかし、ずっと先の未来、千年後だったらどうだろう。
 
 つまり、善とは時間の上に成り立っているし、道徳的な正しさなど、直立した時間の中でしか意味を持たないものなのだ。

 嫌いなことを嫌いだとそのままいうことは善である、そういうことだとわからないまま善を考えてはいけない。

 僕は僕が嫌いなのかもしれない。


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