【竹五い・竹くく】 竹谷八左ヱ門の大掃除 ※未完

ジャンル:忍たま乱太郎 お題:日本式のアパート 制限時間:30分 文字数:556字


「勘右衛門! 掃除をするぞ。掃除を!」
「掃除~? こんな夜から掃除なんてできないだろ」
 五年い組火薬委員会委員長代理、久々知兵助が自室の経机の前から立ち上がり、同じく五年い組学級委員長である尾浜勘右衛門に宣言すると勘右衛門は素早く異を唱える。

「誰も部屋の掃除なんて言ってないのだ」
「部屋以外何処を掃除するのさ」
 既に二人とも忍装束ではなく、小袖に着替え、それぞれに経机に向かって、兵助は豆腐の研究、勘右衛門は学級日誌をつけているところだった。

「竹谷八左ヱ門だ!」
「八左ヱ門ん~?」
「そうだ。八左ヱ門を日入刻に見たんだが生物委員会の仕事をまだしていた」
「それで?」
「そして八左ヱ門は疲れきってそのまま風呂にも入らずに自室に帰り寝入ってしまうことがある。同じ委員長代理としてそんな薄汚れた八左ヱ門は見たくない。そこで、俺たちで八左ヱ門を綺麗にしてやるのだ」
「え~? 面倒くさいよ。いいじゃん別に薄汚れてたって。大して変わらないって」
 勘右衛門は後ろ手に胡座をかいたまま兵助を見上げあからさまに怪訝な顔をする。

「なんだよ。勘右衛門は八左ヱ門の巨根を見たくないのか?」
「は?」
「だから、これは実質的な夜這いなのだ」
「兵助。冒頭から全く話が変わってるぞ。それに今はまだ戌五つだぞ」


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